2008年10月17日金曜日

靴の修理

先日、買ったばかりの靴を壊してしまいました。
壊したというのは、スニーカータイプの靴で
靴紐がほどけていたのに気が付かず
梅田の歩くエスカレーターにひっかけてしまい
紐を通すホールを引き裂いてしまったのです。
買ってから、まだ3回しか履いてない靴で
かなり気に入ってたので、はっきり言って立ち直れないほどの
ショックを受けました。
よく見るとホールが外に向かって裂けてます。
が、しかし、素人の私にも直せるような気もします。
そこで、最近よく目にする事のある靴の修理屋さんへ
持って行きました。
そこはチェーン店で駅前にはよく見かける有名店です。
で、持ち込んだところ、店員さんが出てきて症状を見てもらうと
「あ~、、、。これねええ、、。直るかなあ、、。
直るとしても跡は絶対に残りますよ。とりあえず預かって後日連絡します」
とのこと。
なぜか、そのとき私は軽く不快感を感じたのです。
その言葉使いもさることながら、一番感じたのは
思いっきり「ひとごと」的な態度です。
案の定、数日後に電話がかかってきて
「完全には直りませんねえ。費用は4000円程度であと三ヶ月ほど
かかります。どうします?」
もちろん、断りました。三ヶ月もかかってなんで跡が残るような修理しか
できへんねん!! 
「もうええですわ。ほんなら靴取りに行きますわ。」と、私。
「あ!!靴はここにはありませんよ。センターのほうに送ってますから。
3週間ほどで戻ってきますから、そのときにまた連絡します」
なにもかもが時間がかかる。大手ならではの回転の悪さなのか??
それやったら、大手にせんでええんとちゃうんかい。
なんでそんな言葉使いやねん。
で、3週間後に引き取りに行き、その足でお客さんに聞いた
うちの店の近くで営業されてる靴修理屋さんに持って行きました。
全国から送られてくるほどの腕前だそうです。
頑固な職人さん風だったら嫌だなあと思いながら
そろそろと扉を開けると、
職人さん風ではありますが、すごく感じの良い店主の方が
応対して下さり、靴を見るやいなや
どういう過程で、何を使って修理をするか
修理後に想像される強度など事細かに説明して下さります。
なによりも、なんとかして直してあげたいというような
職人さんの熱意が伝わってくるのです。
大手チェーン店で3ヶ月かかるといわれた修理。
期間を聞くと、1週間で仕上がりますとのこと。
費用も半分です。
私たちもできるだけお客様のご要望にお応えできるよう
なんとか、喜んでいただこうと日々頑張っています。
この靴の修理屋さんのようにまずお客様を安心させてあげ、
できること、できないことを丁寧にお伝えするという
これこそが、商売の基本だなあと
つくづく思った瞬間でした。
靴は今修理の最中ですが、出来上がりがとっても楽しみです。
小さいことですが、ひとつひとつお客様の声を拾っていける
そんな磨き屋を目指します。
今回の靴修理屋さんは
です。
お車のこと、何でもクウォークにご相談ください。

0 件のコメント: